「rainy day ～アメふりの」

あの時は優しい気持ち
今は哀しい気持ち

君の声は私を素直にさせる。
ちょっとだけ落ち着いた声になったんだね。

あの時は今よりもちょっと高かった貴方の声



不思議なもので
あの時と今はやっぱり変わらず、私の心にしみこんでくる貴方の歌、声でした。

変わってないようで、でも変わってて。
私はひとりぼっちな気分になってしまいました。

ちょっと雨宿り
数人が同じように外を見てる。
何人かは携帯片手に
「傘もってきてくれる？」
そう言える人が傍にいる、それが羨ましく思う。
１人、また１人
迎えにやって来る。
「こっちまでぬれちゃったよ」
相手の傘と自分の傘

彼女…恋人、奥様


あの人たちはこれが当たり前のことだと思ってるのかな。
当たり前のように誰かが傍にいて、当たり前のようにあたたかい空間がそこにあって。

「ありがとう」
もなくなるの？


言葉じゃなくて、雰囲気はあたたかそうだった。
周りは雨、雷、暗いのにその２人の周りだけ、明るそうなわけで。


頼る人はいなくて、心配してくれる人もいなくて、強がって、無気力な暗い瞳を視線を落とす。
傍にいてくれる人も手も握ってくれる人もいない
出会えたらいいのにね

雷、雨ふる空
見上げて

笑顔になれない